〜親友の某有名中学受験塾・算数責任者に聞いてみた〜
中学受験を意識し始めた小2・小3の保護者の方から、よく聞くのがこんな声です。
- そろそろ何か始めたほうがいいの?
- 周りは塾に通い始めているけど、このままで大丈夫?
- 算数は先取りしたほうが有利?
不安になりますよね。
そこで今回は、親友である「某有名中学受験塾の算数責任者」に話を聞いてみました。
※塾名は伏せますが、長年最前線で中学受験算数を見続けている人物です。有益な情報だから記事にすることにもOKをもらっています。
今回はその中でも、小2〜小4のうちに絶対に押さえておきたい「計算力の鍛え方」についてまとめます。
Index
計算は「算数のエンジン」。だから最優先で鍛える
まず大前提として、計算は算数におけるエンジンのような存在です。
どれだけ図形が得意でも
どれだけ文章題の理解力があっても
計算が不安定だと、最後は点数が伸びません。
逆に言うと、計算力が安定している子は、その後の伸びが非常に大きい。
これは長年受験算数を見てきた立場からも断言できます。
計算は「毎日」やるから意味がある
計算力を伸ばすうえで、最も大事なのは量よりも頻度です。
- 週に1回まとめて30分
よりも - 毎日5〜10分
この方が、はるかに効果があります。
少しずつでも毎日計算を続けることで、自然と数の感覚が身についていきます。
「数の感覚」が身につくと、ミスが減り、算数が強くなる
ここでいう数の感覚とは、例えばこんなものです。
ひっさんをしていて
途中で「139」と出てきたら
「ん?なんか変だな」と違和感を覚える。
一方で
119 や 169 なら
「まあ、ありそうだな」と感じる。
この感覚です。
この感覚が育つと、
- 計算ミスに自分で気づける
- 問題文中の数字に対して「倍数」や「関係性」に敏感になる
といった効果が出てきます。
実は算数では、数字そのものが仕掛けになっている問題もとても多い。
その仕掛けに気づけるかどうかは、日々の計算の積み重ねで決まります。
計算の先取りはどこまでやっていい?
よく聞かれる質問ですが、
計算はどれだけ先取りしてもOKです。
目安としては
👉 分数・小数の混合計算あたりまで
この範囲であれば、小2〜小4のうちにどんどん触れてかまいません。
一方で、
- 中学の計算内容
- ルートや方程式を本格的にやる
といった先取りは、そこまで大きな意味はありません。
それよりも、小学生の計算を正確に・速くできることの方が圧倒的に重要です。
小6でも「暗算でできてほしい」計算レベル
最終的な目標として、暗算でできていてほしいのは次の範囲です。
- 足し算・引き算:3けた ± 3けた
- 掛け算:複数桁 × 1桁
- 割り算:複数桁 ÷ 1桁
これは才能の話ではなく、習慣の差です。
正確さとスピード、どちらも大事
計算は
「正確さ」だけでもダメ
「速さ」だけでもダメ。
両方が必要です。
そこでおすすめなのが、1週間の中で役割を分ける方法。
1週間のおすすめ配分
- 4日:スピード重視の日
- 3日:正確さ重視の日
と意識して取り組みます。
ゲーム感覚で続ける工夫をしよう
小学生にとって「継続」は最大の敵。
なので、ゲーム性はどんどん取り入れてOKです。
例えばこんな感じ。
スピード重視の日
- 短めの目標時間を設定
- ミスは2問以内ならOK
→ クリアでスタンプ1つ
正確さ重視の日
- 少し余裕を持った時間設定
- 全問正解でスタンプ1つ
スタンプがたまったら、
- 好きなおやつ
- ちょっとしたご褒美
など、「続けたくなる仕組み」を用意してあげましょう。
子どもの力量に応じて、基準はどんどん調整してOKです。
家庭学習を助けるアイテムも上手に使う
- タイマー
- 100マス計算
こういったものは、親の負担を減らすためにも積極的に使ってOK。
まとめ:計算は「才能」ではなく「習慣」
計算力は、特別な才能ではありません。
- 毎日少しずつ
- 正確さとスピードを意識して
- 楽しく続ける
これだけで、小2〜小4の数年間で圧倒的な差がつきます。
算数のエンジンをしっかり育てておくこと。
それが、後々の中学受験を大きく楽にしてくれます。






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