中学受験、入塾直後に絶対気を付けるべきこと

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〜親友の某有名中学受験塾・算数責任者に聞いてみた〜

中学受験塾に入るタイミングは、ご家庭によってさまざまです。

小3から入塾する子
小4から本格的に通い始める子
中には、小5になってからスタートする子もいます。

ただ、学年に関わらず
「入塾直後」に必ず意識してほしいことがあると、
親友の某有名中学受験塾・算数責任者は言います。

それは、
勉強法でも、教材でもありません。


入塾直後、いちばん大切なのは「子どもの自己評価」

彼が真っ先に挙げたのは、これでした。

「入塾直後は、何よりも
子どもの自己評価を高める関わり方をしてほしいです」

入塾したばかりの時期は、
テストの結果やクラス分けが、どうしても気になります。

特に、
「思っていたよりクラスが低かった」
そんなときに、注意が必要だと言います。


「うちの子は賢くないから…」は、いちばん危険なサイン

実際の現場では、こんなケースが少なくないそうです。

・クラスが低い →「やっぱり賢くないんだ」と親が感じる
・それを子どもにも伝えてしまう
・「がんばらせるための発破」のつもりだった

「でもこれは、かなり危険です」

中には、
「あなたはそこまで賢くないんだから、
がんばらないとダメだよ」
と、直接言ってしまうご家庭もあるそうです。

気持ちはわかります。
必死だからこそ、つい言葉が強くなる。

ただ、彼ははっきりこう言いました。

「自己評価が低くなってしまった子は、
その後の成績が伸びにくくなります」


中学受験は「できない問題」と何十回も向き合う戦い

中学受験を始めると、
算数だけでなく、4教科すべてで、

・最初はできない
・何度も間違える
・すぐには解けない

そんな問題に、何十回もぶつかります。

このとき、
自己評価が低い子は、どうなるか。

「できない理由を
『自分は賢くないから』で片付けてしまうんです」

すると、
・粘らない
・試行錯誤しない
・早い段階であきらめる

という行動につながりやすくなります。


算数でも、入試本番でも起きている「もったいない差」

算数の話になると、彼はこんな例を挙げてくれました。

中学受験の算数、そして最終的な入試では、
見たことのない問題と必ず戦うことになります。

本来は、
・条件を整理して
・いろいろ試して
・解法の糸口を探す

そういう力が求められます。

ところが、

「自分は算数が苦手だ、と思い込んでいる子は、
最初の一歩から腰が引けている」

実際には、
正答率70%くらいの「そこまで難しくない問題」でも、

・難しそうだから
・自分には無理そうだから

という理由で、
戦いもせずに捨ててしまうケースが少なくないそうです。

その結果、
「解けば取れたはずの点」を落とし、
ライバルとの差がじわじわ開いていく。

これは、能力の差ではありません。
自己評価の差です。


入塾直後は「結果」より「できるようになったこと」を見る

だからこそ、入塾直後に意識してほしいのがこれです。

「結果を焦りすぎず、
まずは『何ができるようになったか』を一緒に見てあげてほしい」

全体模試は、
努力してもすぐに結果に結びつかないことが多い。

入塾直後は特に、
模試の順位や偏差値について、
あまり神経質になる必要はありません。

それよりも、

・範囲が決まっているテスト
・単元テスト
・小テスト

こうしたものを使って、

・一緒に計画を立てる
・同じ範囲を繰り返しやり込む
・「やれば点が取れる」経験をさせる

ここを第一目標にしてほしい、とのことでした。


中学受験は「精神年齢が低い小学生」がやるもの

彼が最後に言っていた言葉が、とても印象的でした。

「中学受験って、
精神年齢が低い小学生がやるものなんです」

・できないことが山ほどある
・ミスだらけ
・丸つけでズルする(これは本当にあるあるだそうです)

それが普通。

そこで、

・ダメなところばかり指摘する
・怒って、怒って、また怒る

これを繰り返すと、
子どもは勉強嫌いになり、
負のスパイラルに入りやすくなります。

特に入塾直後は、
「本人はそこまで行きたいと思っていない塾」に
連れてこられている状態の子も少なくありません。

だからこそ、

・少しでもできたこと
・前より良くなったこと
・努力した過程

を見つけて、しっかり言葉にしてあげる。

自己評価を上げてあげることが、何よりの土台になります。


まとめ|入塾直後は「マラソンの準備期間」

中学受験は、短距離走ではありません。
マラソンのようなものです。

腹が立つことも
イライラすることも
正直、たくさんあります。

それでも、入塾直後は、

・結果を急がない
・自己評価を下げない
・「やればできる」を積み重ねる

この時期を、
土台づくりの時間だと考えてみてください。

中学受験の合否に大きく影響するのは、
小5後半〜小6の勉強姿勢とモチベーション。

そのときに、
自分で前向きに走れる状態を整えてあげることができれば、
成績は自然とついてきます。

焦らず、比べすぎず、
長い目で。

一緒に、がんばっていきましょう。