G検定合格体験記|勉強法・勉強時間・難易度やリアルな口コミをまとめました

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2025年5月にG検定(ジェネラリスト検定)を受験し、無事に合格しました!

この記事では、これから受験する方の参考になればと思い、私の勉強法や使った教材、試験の難易度などを正直にまとめてみます。

使用した勉強教材

📘 書籍

調べたところ公式テキストと通称・黒本と呼ばれる以下の2冊は「鉄板」と言われていたので迷わず選びました。

2024年にシラバスが改定になっているので、それが反映されている第3版を。公式テキストの1つ古い第2版は、わりと中身違うところも多いです。出題範囲に追加および削除になっている単語もまあまああるので、できれば最新を使いましょう。

  • 公式テキスト(第3版)
    『深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト 第3版』
  • 問題集(通称:黒本)
    『徹底攻略 ディープラーニングG検定 ジェネラリスト問題集』

💻WEBサイト(基本無料)

👇このサイトお世話になりました!
私はここの無料で使える用語集を使いました。一応、有料の講義もあるみたい。

https://zero2one.jp/ai-word

📺 YouTube動画(無料)

  • 「聞き流して覚えるG検定」
    超簡潔でわかりやすい。カラー図解が記憶に残りやすい。公式テキストで流れや概要をつかんだ後に、勉強した内容を頭にたたきこむのに便利。
    すべての分野は網羅していないけど(途中の番号が飛んでいる)。
  • 長編講義動画(必要な箇所だけ見た)
    → 苦手な章だけピンポイントで視聴。気になる箇所は画像をスクショ→Notion貼り付けして後日復習した。

AIでチートシート作成

  • G検定公式サイトに掲載されているシラバス(出題範囲)学習目標をAIに突っ込んで、「わかりやすい解説」を生成するよう指示。(○○にコピペしやすいような形式でと指示)
  • これをNotionなどドキュメントツールに貼り付けて自分用の勉強用ノートを作成。
  • 難しいと感じた用語や、覚えにくいところはWebで検索し、わかりやすいまとめ画像や解説動画をデジタルノートに追加・充実させた。チートシートを作る過程をふむことで記憶にも残りやすく。
勉強ノートの例

理解しづらい概念があれば、都度AIに質問して説明してもらうようにしていました。特に「抽象的な理論→具体的な例に落として説明してもらう」ことで理解が深まりました。

勉強時間・前提スペック

  • 勉強時間約30~40時間程度
  • 期間:1カ月半ほど、コツコツ継続
  • ↑の前提スペック(参考程度で):
    • 国立大理系卒
    • 文系職(非エンジニア/Excelマクロ少し書ける程度)
    • 社会人歴10年以上
  • 公式テキストの難易度(個人的体感):
    公式テキスト自体はさほど難しくない。初めのほうはAIの歴史とか技術の変遷を紹介するのがメインで文系的(社会科みたい)に学べる。途中、AIの技術的なところを説明する部分ではスっと理解しづらいところがあったが、WEBで調べるなりすればすぐ解決できる程度で、独学で十分理解可能と思いました。

試験の難易度は?みんなの口コミ

  • 本番はテキストや黒本よりも難しく感じた。

X上でも「意外と難しかった」という声が多数見られました。合格率は高いように見えても、油断は禁物です。

公式テキストだけでは不足との意見も

👇公式テキスト「G検定(ジェネラリスト)公式テキスト 第3版」についての意見

問題集もしっかりやろう。勉強の際は、ややこしいと思ったWEBで検索すれば知識も深まるのでぜひそれもやってみてください。

チートシート&AIで解けば楽勝なのか?

答え:基本的にはNO!(前提にもよるが)

「スマホで写真撮ってAIに投げればいい」とか「調べながら解けばOK」とか、X(旧Twitter)やブログで軽く書かれていることもあります。

でも実際に私が思ったのは…

  • 1問あたり平均45秒以内で解かないと間に合わない(160問/120分)
  • 複数知識の組み合わせで解かないといけない問題が多いから、なんでも調べりゃいいというわけにもいかない
  • 写真とってAIに投げればという人もいるが(数問だけならいけるかもだけど)がっつり頼るには時間がシビアすぎる(私はスマホやPC、タイピングなどの作業は結構早いほうだけど、それでもそう思った。めっちゃ早い人はいけるんかな?)

というわけで下地が大してなく超要領のいい人を除くと、
ある程度は事前にしっかりまじめに勉強・理解して
自力で解ける問題を最大化しておく必要がある。必要に応じて、本番にどうしてもここはという箇所をチートシートその他に頼るのが現実的なのではないかという感想です。

G検定を取って意味があったか?

正直に言えば、「実務にすぐ直結する場面は少ない」です。

でも、以下の点では価値がありました:

  • 社内でのAIを活用したアウトプットや発言に 説得力が増す
  • AIサービス導入の判断軸ができる
  • AIの仕組みは単に興味深くおもしろいし、理解することで少しうまく扱えるようになる


AIを活用した仕事のアウトプットについて、「AI関連の資格保有者」であったほうがより安心感があると思って。だから私は取ってよかったと思っています。

三菱商事がG検定などを管理職の昇格要件に採用して話題になったというのもありますし。

なるべく勉強したくないからやらない理由を探しちゃうものだけど。なにかステップアップしたい、その足がかりを探しているなら、まずコレ持っておくと自信が少しつくんじゃないかなと。

最後に|これから受験する方へ

まじめに準備すれば、独学で十分に合格可能な試験です。
でも下地の知識がない人、十分戦略がない人がなめてかかると、意外と厳しい試験でもあるかと。

SNSなどで「けっこう楽勝」とアピールしている人もいますが、それはスペックに寄りますので、下地がない人は真に受けないように気を付けてください。(自戒を込めて…)