〜親友の某有名中学受験塾・算数責任者に聞いてみた〜
中学受験当日。
子ども以上に、親のほうが緊張してしまう朝かもしれません。
- 何を声かけすればいい?
- どこまで手伝っていい?
- 不安そうな顔をしていたら、どうする?
そんな悩みを抱える保護者の方に向けて、
今回も親友である「某有名中学受験塾の算数責任者」に話を聞いてみました。
※塾名は伏せますが、長年最前線で中学受験算数を見続けている人物です。有益な情報だからと、記事にすることにもOKをもらってます。
Index
Index
1 当日の朝、親の役割は「指導者」ではない
2 親がやるべきこと【朝〜出発まで】
3 親がやってはいけないこと【やりがち注意】
4 試験会場直前のベストな声かけ
5 トラブルが起きたときの考え方
6 まとめ|合否を分けるのは「安心感」
1 当日の朝、親の役割は「指導者」ではない
まず最初に、彼はこう言いました。
「受験当日の親は、
もう“何かを教える人”ではありません。
子どもが力を出し切るための“環境”になるだけです」
この日の朝に、新しいことを教える必要はありません。
むしろ、教えようとする・アドバイスしようとすると逆効果になることも多いそうです。
当日の親の役割は、たった一つ。
👉 子どもが“いつも通り”を出せる状態を作ること
2 親がやるべきこと【朝〜出発まで】
① 朝は「いつも通り」を最優先
- 起床時間
- 朝食の量
- 会話のテンポ
すべて、できるだけ普段通りに。
特別なことをすると、
子どもは「今日は特別な日なんだ」と無意識に緊張します。
もし子供があまり寝られなかったと言っていても、入試当日なんだからそれが普通だよと言ってあげるといいとのことです。
※その責任者の先生自身も中学受験、大学受験ともに緊張して寝不足だったらしいですが、しっかり合格したそうです。
② 勉強は「軽い確認」まで
朝の勉強は、
- 計算を2〜3問
- 公式や語句を軽く眺める
この程度で十分。
「新しい問題を解かせる必要は一切ありません」
とのこと。
「できること」を確認する時間にしましょう。
※いつも朝にやっている勉強があれば、当日も変わらずそれをやるのがベストとのことです。
③ 持ち物チェックは親が主導で
当日は、子どもに最終確認をさせなくてOK。
- 受験票
- 筆記用具
- 時計
- その学校特有の持ち物(コンパス・定規・上履きなど)
- 防寒具
などは、親が静かに確認しましょう。
当日ばかりは「忘れてない?」と聞くより、
「もう準備できてるよ」と伝える方が安心につながります。
3 親がやってはいけないこと【やりがち注意】
① 「最後にこれだけ!」はNG
- この問題、もう一回やろう
- ここ間違えやすいから気をつけて
全部、逆効果です。
「当日の朝に注意されたことほど、
試験中に頭をよぎって邪魔になるものはありません」
② 不安を共有しない
- 「大丈夫かな…」
- 「緊張してる?」
これは、親の不安を子どもに渡してしまうだけの言葉。
不安は、親が処理するものです。
入試当日は子供本人が不合格になったらどうしようという感情を持っている状況です。大人の側がとるべき態度は不合格になったって、あなたにはウチという帰る場所があるのよ、という安心感を与えることです。
③ 競争倍率の話をする
- 今日の競争倍率は~倍あるよ!ミスに気を付けてね。
- 今日の競争倍率は~倍だから安心だね。
当日は、どちらもNG。
競争倍率が高くても低くてもとるべき点数が大きく変わるわけではありません。
過度な緊張も、少しの油断も命取りになるのが入試本番です。
4 試験会場直前のベストな声かけ
彼がすすめてくれた言葉は、とてもシンプルでした。
「いつも通りでいいよ」
「わからない問題があっても大丈夫」
「最後までやってきたことを出しておいで」
逆に、言わなくていい言葉はこれ。
- 絶対合格してね
- ここが正念場だよ
- 失敗しないでね
プレッシャーになる言葉は、
すべて封印しましょう。
5 トラブルが起きたときの考え方
- 電車が遅れた
- 雪・雨が強い
- 子どもが不安そう
そんなとき、親が焦ると一気に空気が崩れます。
「多少のトラブルがあっても、
合格する子はちゃんと合格します」
公共交通機関の遅れ全般については、学校はきちんと対応してくれます。
想定外の事態に対して、子供の緊張感を高めてしまわないよう振舞うことが大人にとっての最重要事項です。
6 まとめ|合否を分けるのは「安心感」
受験当日の朝、
親がやるべきことはとても少ない。
- 普段通りの空気を作る
- 不安を子どもに渡さない
- 「信じている」という姿勢を見せる
教える必要はありません。
管理する必要もありません。
「親が落ち着いていることが、
子どもにとって一番の応援です」
これまで積み重ねてきた時間を信じて、
あとは送り出すだけ。
当日の朝が、
親子にとって穏やかな時間になりますように。





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