崎山蒼志さんがギター&ボーカルをつとめるバンド「KIDS’A」。
声変わり前なので、声が高くてカワイイ。
歌い方も、今の独特なものとは全然違う感じ。
曲のほうも、基本はポップorロックでキャッチー。
聴きやすいと思います。
♪天気をかじった
2015年、中1。
子供らしさが残る、キャッチーな曲調と歌詞。
アウトロのギターソロが、可愛くいい感じにキマッってます🎸
曲の構成は、解釈があっているかわかりませんが、
Aメロ(神様を今ゆらしてる~)
→サビ(僕のかじりかけのりんごは~)
→サビ´(ローリング~)
→Aメロ
と、このようにサビが2段階になっているようですね。
♪耳の中の目
もうこんな世界が嫌いだ。
頭をかく事ぐらいしか出来ないな。
もうこんな世界が嫌いだ。
好きな人もとられたよ。
好きな人もとられた、という、
女性に関する直接的な表現は結構珍しいですね。(崎山君にしては)
意味があることに意味がないことに
意味はあったんだ。
♪彼の目
2015年。中1。
ライブハウス「浜松窓枠」にて。
イントロからギターがバリバリ決まってます。
↓ 少し経って、2016年に演った動画もあります。
夏 色あせぬまま 黒、黒
花がらに鐘の音
もう全部足りなくて
これからさ もう これからさ
もういらなくなるんだハッピーな夜にまで探していて 朝までも
(中略)
夏、夏、夏、夏… 黒、白へ [歌詞]
『花柄に鐘の音』??
ちょっとググってみたら、
鐘形花といわれる鐘の形をした花が出てきました。
他には、松尾芭蕉の俳句として、
「鐘消えて花の香は撞く夕哉」などがヒット。
謎は深まるばかりですが、無理して奇をてらった表現をしている感もなく、不思議と違和感もない。むしろアーティスティック。
抽象的なイメージの世界、崎山ワールドが、
中1ですでに確立されていたんですね。
♪35度
♪泡沫
2015年、中1。島村楽器ライブボックスのオープニングアクトにて。
染まった汗が君を探す 僕の果汁 花になる
オレンジの皮をむく手に僕が映る あの傷がまた痛む
これが歌詞の冒頭です。
「汗」→「僕の果汁」とイメージして、
「果汁」→ 続いて「オレンジ」の描写。
イメージを詩的に繋いでいます。
オレンジのせいで、『あの傷がまた痛む』。
ただの傷でなくて、『あの傷』とは…
想像をかきたてる表現ですね。
♪エンドロール
2015/11/7 ライブハウス「静岡UMBER」にて。当時、中1です。
↓ 聴き比べしたい方は…高1になったときの動画を見てね。声変わりで辛そうですが、絞り出すような声もそれはそれでエモいです。
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【動画】崎山蒼志のバンドKIDS’A!(②中2ごろ)
2015年(中1)らへんのものを6曲集めました